鳥取県文化振興財団情報誌【アルテ】

1
2014January

鳥取県芸術家百華Vol.56 DANCE STUDIO ANIMA代表 ダンサー・ダンス講師 倉林 宏行さん

ダンスとの出会いについて

大学生の時に学校祭のダンスステージを観て、「カッコいい」と思ったのがきっかけです。ダンスを始めてからは、「もっと本格的にダンスをしたい」という想いでサークルを立ち上げたり、人に教えるようになったりしていきました。一度就職もしましたが、生徒が増えたことがきっかけで米子市にダンススタジオを設立しました。

ダンスと出会ってから十数年経ちますが、一度もつまらない、大変だと思ったことは無いですね。今のところダンスより面白いものがない。それくらいダンスにはまっています。

ダンサーとして
   枠にとらわれず挑戦したい

モダン、バレエ、ヒップホップなどダンスにはいろいろなジャンルがあります。1つを極める方もいらっしゃいますが、自分は「音楽に合わせて体を動かすこと」が好きでこだわりがありません。個人的にはヒップホップがしっくりきますが、始めはモダンを踊っていましたし、12月にはバレエ「眠れる森の美女」にも出演予定です。今後も枠にとらわれず、いろいろなジャンルのダンスを踊ってみたいですね。

*2013年12月23日(月・祝)島根県民会館にて上演。

コンテスト、レッスンの様子

講師としての想い

ダンスは力を入れずに踊ることが大切です。体力が要らないジャンルもあるので、年齢や運動神経の有無は関係ありません。生徒の中には50代の方もいらっしゃいます。

ダンスを始めて明るくなった生徒がたくさんいます。自分もあまり運動ができず、地味なガリ勉タイプの子どもでした。それがダンスを始めて人生が大きく変わったんです。だからこそ、おとなしい子も運動が苦手な子もダンスはやってみてほしい。

子どもに教えるときは「同じ目線に立つこと」に気をつけています。どんな曲が流行っているか?どの曲を取り入れたら楽しくダンスを踊ってもらえるのか?子どもたちに教わることも多いです。教えるのは難しいですが、生徒が上達していくと感動するし楽しいですね。

子どもが誰かと顔を合わせて一生懸命に何かを行うことは大事です。ダンスに限らず、誰でも1つは才能がある。講師はそれを見つける仕事だと思います。

一生ダンスを続けていきたい

最近はコンテンポラリーに興味がありますが、いつかすべての「ダンス」に挑戦したいですね。楽器や映像との組み合わせができないかと、今はドラムの練習も始めました。ほかにも、講師として体調管理のために食生活に気をつけたり、生活のすべてがダンス中心です。

現在、昼は講師、夜はダンサーとして活動していますがこのスタンスでずっと続けていきたいです。ダンスに年齢制限はないので、自分よりもずっとお年を召した方の踊りを見て敵わないなと思うことがあります。だからこそ、今後年齢を重ね、どんどん自分の踊りが変化してくことが楽しみですね。できるなら生涯踊り続けたいです。

目次にもどるバックナンバーはこちら

鳥取県文化政策課

県民文化会館ホームページTOP鳥取県立倉吉未来中心ホームページTOP鳥取県文化振興財団ホームページTOP