鳥取県芸術家百華Vol.23

 倉吉室内合奏団コンサートミストレスを務められている荒井ゆうきさんにお話しを伺いました。

弦楽器との出逢い、弦楽器の魅力

 ヴァイオリンを始めたのは、4歳からです。ピアノをしていた母親の“音楽をさせたい”という想いがあり、習い始めたのがきっかけでした。小さい頃は長時間のレッスンで、練習も楽しいことばかりではなかったのですが、始めたことを途中で投げ出すことが出来ない性格でしたので、やめようと思ったことはありませんでした。また、音楽そのものが大好きでしたし、ヴァイオリンを通して出会う先生だったり、仲間だったりに恵まれて、弦楽器の楽しさを見いだすことができました。弦楽器の魅力は、「音色」ですね。ヴァイオリンの音色にヴィオラやチェロなどの他の弦楽器が加わると、より深みが増してとても魅力的です。

現在の活動について

 今は自宅で音楽教室をしていて、小さいお子さんから大人の方までレッスンをしています。みなさんがそれぞれにいろんな想いをもって始めるわけですが、最後にヴァイオリンを選んでよかったと思ってもらえるよう心がけています。演奏活動は、地元を中心にソロやアンサンブル、オーケストラなどで弾いたりしています。こうした1つ1つの本番にむけての積み重ねがいい経験となっています。また、それを活かして得たことを子どもたちに伝えていくことができればと思っています。

馴染み深い、身近な楽器へ

 もっと多くの子どもたちに弦楽器の魅力が伝わっていくようなきっかけをつくっていけたらと思います。例えば、親子で楽しめるコンサートなど気軽に聴きにいける演奏会も増えていると思いますし、特に小さい頃から生で演奏を聴いて音楽を肌で感じることはとても大切なことだと思います。また、身近に感じてもらうには、“楽器に触れる”ことが一番だと思います。テレビやコンサートで客席から聞いているだけではなく、実際に体験できたりする機会が増えるといいと思います。


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