演劇等による創造のまち事業は、コミュニケーションやミュージカルのワークショップ、劇作家育成講座を実施し、「演劇」を通じて、地域の活性化を目指しています。
　劇作家育成講座は昨年度より2年計画で計10回実施しました。講座は公募した受講生4名と見学者4名、講師には劇作家・演出家として数々の作品を創られている古城十忍氏をお迎えしました。受講生の方は、半数以上が未経験者で戯曲の基礎からしっかり指導を受けました。まずはプロットと呼ばれるおおまかなあらすじ作りからスタートし、登場人物の相関図を作成して1場面ごとに書いていきます。登場人物や場面設定などについて講師が厳しいチェックを行うとともに、他の受講生や見学者からの意見を伺います。本講座の見学生は、ただ見ているのではなく、それぞれの作品についての意見を求められるため、戯曲について大いに学ぶことができました。今回完成した戯曲のうち、優秀作品を平成24年度に上演する予定です。