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若い世代の観客の輪(財)鳥取県文化振興財団 評議員 田中玄洋

 評議員の中では一番若い方に入りますので、いつもそちらの視点に立って発言をさせてもらっています。おかげさまで評議員としていろいろ見させてもらったり、聴かせてもらいました。今思うのは若者にイイモノを鳥取でも見て聴いてもらいたいということです。普段学生(主に大学生)に接していると、なかなか自己負担していくような学生は少ないです。経済情勢なのか、使うお金が増えているのかは定かではないですが、「高いですね」と足を運んでないのは事実です。そこで提案したいなと。高校・大学生・社会人5年目以内を対象にモニターとして半額ぐらいで見てもらいたい。カップル割りなんかも面白いかも。もちろん、終わった後にレポートを書いてもらうことで、若い世代の思いなどをリサーチさせてもらいます。
 こういうキッカケが次の鑑賞者の発掘であったり、文化芸術への入口かなと思ったりしています。キッカケは何でもよくて、行く可能性のない人たちをいかに取り込んでいくかがポイントだと思ってます。
 鑑賞者が増えれば、文化芸術を本業にして暮す人がさらに身近になり、鳥取の子どもたちにとっても、一つの職業の選択肢に意識されるようになると思います。今後も観客の輪が若い世代に広がっていけるよう、協力していきたいと思っています。



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