創造事業「トップガールズ」現場レポートvol.11 「舞台製作の極意」〜舞台美術家 石井 みつるさん 舞台衣装家 櫻井 久美 さん〜

 演劇作品の見どころの一つに、舞台美術と衣裳があります。これらは視覚的に一瞬で観客の心を捉えて、私たちを舞台の世界へと誘ってくれます。『トップガールズ』の舞台は、1980年代のイギリス。第一幕は主人公の重役昇進を祝う晩餐会場、第二幕は主人公が働く職業紹介所のオフィス、第三幕は主人公の実家という設定です。
 今回は、舞台美術に石井みつるさん、衣裳に櫻井久美さんをお迎えしました。お二人とも国内外で活躍中の日本を代表するデザイナーで、イギリスでの経験もあり英語も堪能。イギリスの演出家・ロズさんとのコミュニケーションもばっちりです。ミーティングでは、まずロズさんから、80年代のイギリスを観客に感じてもらいたいこと、一幕は幻想的なしかけを施したい等のリクエストが出され、それに対する意見や新たなアイディアを出し合いながら、お二人がロズさんの希望をどんどん具象化していきます。お二人の創造力と鋭い感性には本当に圧倒されました。
 今回の会場では、狭い空間に舞台と客席を組みます。どのようなセット、衣裳になるかは見てのお楽しみですが、間近で見られるまたとない機会。どうぞご期待ください。

プロデューサー 
 永多 寛佳


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