創造事業 現場レポートvol.5ココロのサプリ「アートマネジャーの必要性と役割」

 ココロのサプリVol.10のアートマネジャーを務めさせて頂きます玉川恵光と申します。この企画は、大学を卒業し、地元鳥取に帰ってきてアートマネジャーとして初めての仕事です。
 今まで民間の様々なコンサートやオペラの制作に関わってまいりましたが、鳥取や公共の場所での活動の難しさを痛感しております。例えば、「説明責任」の重要さ。公的資金による演奏会やイベントの制作ですと、お客様にコンセプトやテーマ、またそれに沿ったアーティストの選択理由など、全てに於いて説明をする責任を果たさなければなりません。また、鳥取を長く離れていたということもあり、状況や環境に戸惑いを感じております。
 私がアートマネジャーとして一番心がけたいことは「人と人との輪」です。観客の皆様、アーティストの皆様、制作や裏方の皆様。一つの演奏会に皆様の連携や協力を欠かすことができないのです。アートマネジャーは関わっている全ての人達のパイプ役を担うべきでは、と考えております。
 まだまだ学ばなければならない事は沢山ありますが、鳥取県文化振興財団では人材育成システムがあり、現場で多くの学ぶ機会を与えて頂いております。今後も皆さんとの繋がりを潤滑に、かつ快適な文環境を整えるべく地元鳥取に於いて音楽・芸術文化の振興に尽力したいと考えております。

アートマネジャー 玉川恵光(たまがわよしひろ)


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