創造事業 現場レポートvol.4「第1回鳥取県クラシックアーティスト・オーディション」

 そもそもコンクールオーディション違い…これ如何(いか)に。
 『コンクール』はフランス語で、英訳の1つに『コンテスト』という意味があり、競争…いわゆる頂点を決める大会です。
 一方『オーディション』は選抜を目的とした試験であり、新しい才能の発掘を目的としています。みなさんよくご存知の「コーラスライン」もブロードウェイのオーディションを受ける若者達を描いた作品です。
 そうです!『鳥取県クラシックアーティスト・オーディション』は、県出身・在住の若いアーティストのなかから今後輝くであろう才能を発掘するものなのです。可能性を秘めたる原石…。この原石はまわりの環境やひとつのきっかけで幾重にも輝きを増す石になりうるもの。聴衆の皆様の応援もその環境であり、必須不可欠なものなのです。是非会場にお越しいただき、若者たちに惜しみない拍手をお送りいただけたらと思っています。
 また、今年のオーディション・第1次選考応募者は【ピアノ部門】16名、【弦楽器部門】5名。弦楽器は過去2回のオーディションを振り返ってもやはり応募者は少なく、今後の弦楽器奏者の方に多く参加してくださることを願うばかりです。
 優劣を競うのではなく、才能を発掘する…。未来の鳥取県を担っていく、次世代を育む事業「鳥取県クラシックアーティスト・オーディション」が若き活動者の励みのひとつになるよう…あと1カ月後に迫ってきた第2次選考〔本選〕をわたくし担当者も、オーディション参加者と同じ新鮮かつ真摯な気持ちで臨みたいと思っています。

担当  山 本 麻 紀 子


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