文化活動でもスポーツでも、よい指導者の存在は欠かせないと思います。たとえば、鳥取西高校や智頭農林高校の新体操部は、全国にその名を轟かせていますが、そこにはよい指導者がおられます。米子東高校の野球部が全国の強豪として君臨していた時には、名将岡本監督が指揮をとっておられたのです。現在の鳥取城北高校相撲部も同様です。 プレーヤー(芸術も含めて)の育成は熱心に考えても、指導者の育成にどの程度力が入れられているのでしょうか。また、スポーツであれ、文化活動であれ、指導者の物理的・精神的・時間的犠牲の上に支えられてきた部分のあることは否めません。不況で経済的な条件が厳しくなっていくと、そうした犠牲に耐えられない方が出たとしても不思議はありません。 芸術や文化活動の指導者たちが、心置きなくその役割を担えるように、文字通り物心両面でのサポートを行う制度を整えていくことが、急務なのではないでしょうか。