鳥取県芸術家百華Vol.7

 本年度よりスタートしました『ARTS FOR EVERYONE/ココロのサプリ』では、アートマネージャーの育成という目的を掲げています。

玉川恵光(たまがわよしひろ)氏
鳥取県鳥取市生まれ。
国立音楽大学附属音楽高等学校音楽科卒業。
国立音楽大学、ウィーン短期留学を経て現在東京芸術大学声楽学科4年次在学中。

 また、鳥取大学との連携をはかりインターンシップ制度を導入し、新しい試みを展開しておりますが、今回は来年度よりアートマネージャー候補として参加をしていただく現役アーティストでもある玉川さんに、お話しを伺いました。

アートマネージャーとしての思い

 アートマネージメントは、大学で基本的なことを学んできましたが、アーティストと地域を結びつけることが、一番重要だと感じています。地域の皆様に芸術を体験してもらい、その楽しさを感じてもらうことで、鑑賞者の育成を図ることも、とても大切な事だと思います。そのようなアートマネージメントができたら最高ですね。

アーティストの視線から見たマネージメント

 鳥取県は、アーティストの発表の場が少ないように感じています。需要はあると思うのですが、それがなかなか表面化しないというのは県民性なのかもしれません。ただ、常に開かれた空間があれば、アーティスト同士のネットワークを構築し、その環境を整備することは可能だと思っています。
 アーティストとしての要素が必要な場面があれば、それも存分に活かしながら、アートマネージャーとして取り組みたいです。

アートマネージャーとは何か

 アーティストと鑑賞者の橋渡しにとどまらず、アーティストと対等の立場で仕事を行い、共に共有できる、仕事の範囲に捉われないアートマネージャーになりたいと思います。
 現在、全国で活躍している地元出身のクラシックアーティストは多くいらっしゃいますが、彼らを鳥取に呼び戻すためにも、鳥取版サイトウ・キネン・オーケストラをつくりたい、という夢を持っています。
 また、鳥取県でなくてはできないような創作活動を行ない、地域の皆様と互いに育っていける環境づくりができるよう、夢を持って、故郷のために頑張りたいと思います。


| 目次にもどる| バックナンバー|

| 県民文化会館ホームページTOP | 鳥取県立倉吉未来中心ホームページTOP | 鳥取県文化振興財団ホームページTOP |