舞台さんのひとりごとVol.7

 私は音楽が好きで、なんとなく「舞台の仕事がしてみたいな…」という漠然とした気持ちからこの仕事に就いたのですが、仕事をするうちにだんだんとその楽しさに気づき、とりぎん文化会館に開館以来16年間、舞台技術職員として働いています。
 舞台上では、多くの人がひとつの舞台を作るために動いています。特に演目の盛上り部分や場面転換などの、秒単位でのタイミングが必要な場面で、出演者、舞台美術、照明、音響のコミュニケーションが一体となって一つの作品を完成させたときの喜びはひとしおです。
 舞台の仕事は、鑑賞等で館を訪れる方にとって、どのような事をしているのか分かりにくい仕事です。しかし、人と物と情報が常に行き交い、毎日が変化に富み、とても刺激的で楽しい仕事です。この楽しさを、見学会や舞台体験会を通じて、より多くの方々に知ってもらいたいと思います。

とりぎん文化会館 舞台技術室 田 中 勲


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