食欲の秋、スポーツの秋……秋といえばさまざまですが、ここはやはり「芸術の秋」「音楽の秋」でいきませんか?
「イ・ムジチ合奏団といえば“ヴィヴァルディの四季”」とピンとくる方も多いかと思います。ヴィヴァルディは、バッハやヘンデルと並んでバロック時代を代表する作曲家として有名です。そのヴィヴァルディの「四季」を演奏し、戦後の日本をはじめ、世界的なバロック音楽ブームの火付け役となったのが、当時のイ・ムジチ合奏団だと言われています。結成から50余年、世界トップレベルの弦楽アンサンブル、イ・ムジチの四季をまずは心ゆくまでご堪能ください。
また今秋の米子市では、イ・ムジチ合奏団以外にも“四季”を楽しむことができます。今年は、米子市出身のヴァイオリン奏者・鷲見三郎(すみさぶろう)氏の没後25年を迎えた節目の年に当たることもあり、一年を通じてさまざまな弦楽コンサートが開催されています。鷲見三郎氏はヴァイオリン教育の指導者でもあり、「日本の著名ヴァイオリニストのほとんどが鷲見の門下生」と言われるほど、日本の音楽教育に多大な貢献をされた方です。
「鷲見三郎顕彰事業 弦楽のひびきコンサート」と銘打ったこちらでは、鷲見健彰(たけあき)氏(鷲見三郎氏のご長男)、鷲見恵理子(えりこ)氏(同孫)の出演も決まっており、桐朋学園の学生、卒業生などによる「鷲見三郎メモリアルコンサート」の中で、ヴィヴァルディの四季全曲をお聴きいただけます。
ホールでのコンサートを楽しんだ後は、少し趣向を変えて、ティータイムを楽しむのはいかがでしょうか。「イ・ムジチ合奏団
米子公演」に来場された方を対象に、米子市内のカフェでレクチャー付の音楽鑑賞会(味わうクラシック)を開催します。難しそうなクラシックを楽しく、分かりやすく!いつものカフェが素敵なコンサート会場に変わります。
|