ハンガリーの伝統楽器。貴族だけでなく、民衆の音楽の中でも、広く愛されてきた打楽器です。ツィンバロンは、中近東から中欧に伝わってきたものですが、仕様や名前を変えて世界各地に伝わっています。
チェンバロとはネーミングが似ていますが、仕組みも音も、まったく違います。チェンバロは弦を撥く(はじく)のですが、ツィンバロンは、弦をバチで叩きます。弦はピアノ線で、これをじかに叩くことにより、独特の音色が生み出されます。
松江市の出身。大阪音楽大学作曲科を卒業後、ハンガリーに留学。音楽院で首席卒業。様々な国の音楽祭出演や、国際コンクールの審査員を務めるなど、国内外で幅広く活動中です。音楽のレパートリーは幅広く、クラシック以外にも、中欧の民族音楽、ジャズ、映画音楽等多岐にわたります。
おそらくほとんどの方がはじめて目にされるツィンバロンをもっと知っていただくため、トークを交えながら、演奏者の手元をスクリーンに投影するコーナーを設けました。どんな風に演奏しているか、普段客席からはなかなか見えないテクニックをご覧いただけます。また、マリンバ奏者の門脇志保さん(倉吉市在住)とのコラボレーションも用意しました。どの様なステージになるか、当日までのお楽しみに。豊かな音の“輝き”を、ぜひご体感ください! |