舞台さんのひとりごとVol.2

4月から未来中心勤務となり、机の整理中に「梨花ホール柿落し(こけらおとし)のプログラム」を発見!日付は平成5年10月1日!演目は、九代目坂東三津五郎さんによる歌舞伎「舌出し三番叟」と井上道義さん指揮による大阪フィルハーモニー交響楽団の演奏(「フィガロの結婚」序曲と「新世界より」)でした。この日は、ちょうど私の初勤務の日でしたので、慌しい状況で演目を観ている余裕など無かったのですが、ピンと張りつめた雰囲気の中、真新しい檜舞台の香りに包まれての初仕事であったことを覚えています。さて、月日の流れは早いもの、あれから15年も経ってしまいました。あの当時まっさらだった舞台は、今はあちこち傷も目立ちますが、皆様に使い込まれて変わっていく床の色とともに、ホールの歴史をしっかりとそこに刻んでいます。

倉吉未来中心 舞台技術室 室長 北村 達郎


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