鳥取県民文化財団情報誌 アルテ
2009年1月
アルテとはスペイン語で「芸術・美術・技巧」などの意味で、英語では「アート」。アルテでは、県民文化会館をはじめ鳥取県内の文化施設のイベント情報を紹介しています。

第6回鳥取県総合芸術文化祭
県内各地でさまざまな催しが開催され、文化の秋、芸術の秋を彩りました!
メイン事業 ロマン街道・とっとり−夢たぎる男たちの生きざま−

 第一部 音劇「夢のあと−因幡合戦記−」公演は、県内文化活動者とプロの舞台関係者の協働により、悲運の鳥取城主・吉川経家公を中心とした物語を、「音劇」という新しいスタイルで上演。「色々なジャンルの音楽のコラボレーションがすばらしく引き込まれた」「鳥取の歴史が再発見できた」など、感動の声を多数お寄せいただきました。

 第二部 鳥取池田家復曲能公演では、鳥取藩第三代藩主・池田吉泰公が愛した能と狂言の希曲の中から、能「千引」、狂言「茄子」を復曲上演。当代一流の役者陣による至芸に対して、「本物の舞台に触れることができた」「吉泰公の時代に思いを馳せた」など、数多くの称賛が寄せられました。

 西部地区ではシンボルマークの「黄色いびっくりマーク」を会場に掲げて来場者を迎えました。
 「おとなとこどものphoto documentary」では参加者がピンホールカメラを作り、撮影、現像し、子どもから大人まで写真の楽しさに触れました。フラメンコ創作舞踊「カルメン」では、地元の出演者と大山町出身のプロのダンサーによる迫力あるステージで会場を魅了しました。さらに、米子市在住の著者の作品を舞台化し、国鉄改革と明治維新の2つの物語を重ね合わせ、激動の人生を描いた「やんちゃもん」が西部地区の事業を締めくくりました。
 その他にも、お茶席コーナー、エッグデコレーションやフラワーアレンジなどのワークショップや和太鼓演奏などのミニステージが会場を盛り上げました。

 県内の園児・小中学生から夢や希望をテーマに募集した絵画149点が会場を彩る中、伝統芸能やダンス、楽器や歌のワークショップなど多彩なステージが行われました。
 昔ながらの遊びを伝える遊び体験ルームや文化体験コーナーでは、子どもから大人まで多くのかたでにぎわいました。なかでも昨年のメイン事業「倉吉・ダブルストーリー」を一度だけの公演で終わらせるのではなく、新たな地域文化につなげていくために開催した「八賢士の世界」は、地域に愛される作品として新たな一歩を踏み出しました。
 また、湯梨浜町民ミュージカルが環境をテーマにオリジナル作品に挑戦した「鶴がかえる日」は、来場者に自然を守ることの大切さを伝え大きな感動を与えました。

 今年の東部地区事業は、“因幡にぎや街道”がテーマ!! 会場内には幾重にも赤い提灯が張り巡らされ、昔懐かしい駄菓子とおもちゃのお店も登場し、にぎやかでレトロな街へと大変身!! 中でも目を引いたのは、“因幡ロマン灯籠”。オープニングでの鳥取東高校書道部みなさんによる書き初めを先駆けに、来場者の方の“夢”や“ロマン”を貼り付け、一緒に成長させていきました。そして夜にはみんなの夢や希望、ロマンが光り輝き、会場内を温かく照らしました。
 その他にも朗読やフラダンスなど多彩なステージが繰り広げられ、絵手紙や美容写真の展示、グラスアートや親子でリズム遊びなど楽しいワークショップ、充実した食コーナー、楽しいゲームコーナーなどで文化の街道が賑わいました。

鳥取県総合芸術文化祭の 『愛称』を募集中 鳥取県総合芸術文化祭の魅力を一言で表し、呼びやすく親しみやすい愛称を募集します。採用した愛称は、ポスター、パンフレットなどに使用し、情報発信に広く活用させていただきます。
応募資格 鳥取県を愛するかたならどなたでも 応募締切 平成21年1月13日(火)郵送は当日消印有効
応募方法 ホームページにある応募用紙に「愛称」と必要事項を記入し、郵送または電子メールでご応募ください。 審査・発表 1月下旬に審査し、愛称1点を決定。
ホームページで発表します。
詳しくはホームページをご覧ください。
問合せ先:鳥取県総合芸術文化祭実行委員会事務局(鳥取県文化観光局文化政策課内)


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