鳥取県民文化財団情報誌 アルテ
2007年10月
アルテとはスペイン語で「芸術・美術・技巧」などの意味で、英語では「アート」。アルテでは、県民文化会館をはじめ鳥取県内の文化施設のイベント情報を紹介しています。

江原道芸総

 8月31日から9月4日の日程で、韓国芸術文化団体総連合会江原道支会のチェ・ジスン会長ほか二名と、江原道庁文化芸術課長が、県文連との文化芸術交流について協議するため来県されました。
 三時間半に及ぶこの度の協議では、国際交流員カン・ヒウンさんの大変わかりやすい、丁寧な通訳のもと、真剣に、そして和やかに、互いの連合会について理解を深めながら、来年度の交流事業の方向性を決定し、さらなる交流の発展に向けて協力し合うことを約束しました。

「第46回鳥取県合唱
 フェスティバル」終了!!

 8月12日(日)倉吉未来中心大ホールで「コンクール」と「少年少女合唱の集い」の二部構成で開催。コンクールには二十七団体、少年少女の集いには四団体が出演しました。コンクールでは県予選を勝ち抜いた十二団体が九月に山口県周南市で開催される中国大会へ出場します。

いよいよたしなみ講座

 鳥県文連では県民の皆さんにより多く文化芸術に親しんで頂くために「芸術たしなみ講座」を開講しています。今年度最初の講座は文芸部門の「短歌講座」です。
 九月九日重陽の日、まなびタウンとうはくで三十数名の参加を頂き開催しました。まず歌人会の田中文子委員が短歌について基礎知識や参考作品の解説を行い、その後、参加者全員が自由に実作しました。皆さん短歌作りに集中し、一時ペンを走らせる音だけが会場に響きました。そしていよいよ投句。四名の選者による撰歌各々五首の講評を聞きました。参加者全員による人気投票も行い。ベスト10の発表、池本会長による丁寧な講評と二時間あまりの時間、たっぷりと短歌に浸かることができました。
今後も
「たしなみ講座」
展示分野舞台分野市町村分野、と予定しています。どんどんご参加下さい。

 鳥取県書道連合会は第28回書道講習会を8月5日(日)倉吉体育文化会館大研修室で開催しました。講師は古河市篆刻美術館館長松村一徳先生を招き「印の使い方と生かし方」と題して講演をしていだだきました。 
 会場には県内の書道ファン150名が集まり、数千年に渡る印の歴史から現代の作家の作品まで、プロジェクターを使い、わかりやすく解説していただきました。

平成十九年度

鳥取県美協会
講演会

 平成19年4月21日鳥取ワシントンホテルプラザで、会員及び県民の芸術に関する見識を深めるとともに、制作意欲を高めるため美術講演会を開催致しました。
 講師には、奈良を中心に活動しておられ、司馬遼太郎氏との親交が深く、「東大寺」「万葉集」「美の脇役」など多くの著書がある、写真家の井上博道氏を迎え、「写真で詠む万葉集」と題して講演をしていただきました。万葉集37首の歌を詠みながら、写真を交えての解説に42名の多くの方々が、講師の話に聞き入り好評を博しました

第3回鳥取県三曲協会

邦楽演奏会を開催

 本年5月20日第三回目の演奏会を開催した。今回は六年ぶりということもあり、加盟団体十団体から約150名の出演となり、古典曲、新曲十六曲を演奏披露した。今回はプログラムのデザインを一新、大型立て看板の設置、NHKへの出演PRなど、新しい企画に挑戦し好評を得た。今は亡き県文連前会長梅津先生より日頃から激励を頂いていた。感謝申し上げご冥福をお祈り致します。

「能講座」報告

 能楽の育成事業は宝生流=倉本雅師、観世流=河村隆司師、喜多流=高林皓二師、の講師の方々に神戸、京都などから指導にきて頂いています。特に倉本師は能楽師としては珍しい女流職分(プロ)ですが、男性に互し第一人者としてその技術には定評があり、その指導力と女性らしいきめ細かな気配りで時には厳しく時にはやさしく受講生を魅了しています。

【能楽講座
   今後の日程】
10月6日・7日
11月19日・20日
2月、3月にも行い
ます。

鳥取オペラ協会公演事業

オペラ「アマールと
  
の訪問者」

 鳥取オペラ協会は5月27日倉吉未来中心大ホールでサブタイトル「親子で楽しむオペラ入門」と題し子どもから大人まで楽しんでいただける公演を行いました。アンケートでもほぼ100%のみなさまに満足していただき、「これほど迫力あるものと思わなかったので非常に驚き、感動しました。」「子どもも楽しめる内容でよかった。今後も家族で楽しめるオペラがあると良いと思う。」などなどオペラを見るのが初めての方々の心も動かし得た、と嬉しく、大きな勇気をいただきました。しかし「言葉が聞き取りにくいのはとても残念。」との指摘もありました。これは歌う側のテクニックの問題なので研鑽を積み、向上したいと思います。
 今後もご家族みんなで楽しんでいただけるオペラを企画していこうと考えています。来年度は「イソップ・オペラ」(新作)を予定しています。ご期待下さい。       鳥取オペラ協会

初代県文連会長 林真二氏ご逝去

 鳥取県文化団体連合会初代会長の林真二氏が、7月21日午前、急性心不全のためご逝去されました。83歳。二十世紀なしを鳥取県特産といわれるまでに育て上げるなど果樹産業に貢献され、89年から六年間、鳥取大学学長を務められました。
 96年に県文連の初代会長に就任以来、個性的で魅力的な文化環境づくりや多種多様な文化活動の活性化に努められ、第17回国民文化祭・とっとり2002を盛会に導かれ、鳥取県の文化の継承・発展に多大なご尽力を頂きました。心からご冥福をお祈りいたします。
 88年紫綬褒章、98年勲二等旭日重光章。

県文連事務局の
勤務体制の変更
について

(10月1日より)

お問い合わせ

鳥取県文化団体連合会  鳥カルネット
〒680-0846 鳥取市扇町21番地県民ふれあい会館3F
TEL 0857-21-2302  E-mail kenbunren@coast.ocn.ne.jp



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